目次
AI画像検査装置を製作しました
当社では、製造工程における品質向上と作業効率化を目的として、
AIを活用した画像検査装置(AI画像検査装置)の製作を行いました。
本装置は、工程内での良品・不良品判定を自動化することで、
不良が発生した際に気付かないまま次工程へ進んでしまうリスクを大きく軽減することを目的としています。

使用機器・構成
今回のAI画像検査装置は、以下の構成で製作しました。
- PC:Jetson Orin Nano
- カメラ:THSCU101
- モニター:7インチ HDMI LCD
(IPS/静電容量式タッチスクリーン)
小型ながら高い処理能力を持つ構成とすることで、
現場への設置や運用を想定した実用的なシステムを実現しています。
検査内容と仕組み
本装置では、工程内での作業結果をAIが画像認識により解析し、
コネクタのロックが「されているもの」「されていないもの」を
OK/NGとして自動判定します。
本AI画像検査装置は、作業者による目視確認を行った後の最終確認工程として使用することで、
ヒューマンエラーの抑制と判定の安定化を図っています。
これにより、目視確認の補完として活用しながら、工程内での確実な良品判定を実現しています。


自動アノテーションシステムの開発
AIモデルの学習に必要となるアノテーション作業についても、
効率化を目的として自動アノテーションシステムを開発しました。
対象となる製品の3Dモデルを用意するだけで、
物体検出に必要なCG画像およびアノテーションデータを自動生成できる仕組みとしています。
これにより、従来は数時間を要していたアノテーション作業や撮影作業を自動化することが可能となり、
数秒で完了できる環境を実現しました。
その結果、AIモデル構築にかかる工数を大幅に削減しています。




運用効果と今後の展開
本AI画像検査装置の導入により、
不良品の見逃し防止、品質の安定化、作業負担の軽減といった効果が期待されます。
今後は、検査対象の拡張や判定精度のさらなる向上を図り、
AIを活用した作業効率化・品質向上を継続して推進してまいります。
