目次
ドライバ製品の出荷検査工程を自動化しました
弊社の主力製品であるドライバ製品の検査工程を自動化しました。
ドライバ製品とは
コントローラからの制御信号をモータに伝える役割をもっており、指令とフィードバック信号との誤差を演算し、誤差がゼロになるようモータ回転を制御する装置
主な検査内容
- 製品パラメータの設定
- ドライバーモータ間の通信確認
- 設定パラメータでのモータ動作確認
- 各種アラーム出力確認
- 外観検査
これらの主項目を「外観検査」を除き、すべて自動化しました。
改善成果
- 改善前(手動検査):5分/1台
- 改善後(自動検査):4分/1台
改善後は作業者1人につき自動検査装置複数台持ちが可能となり、生産性は約2倍となりました。
自社開発ドライバ制御用I/O
ドライバーモータ間の信号をやりとりし、制御用コンタクタ等への指令を担うI/Oボードを自社開発しました。写真は開発時のもので、のちにプリント基板を起こし、弊社で扱うほぼすべての製品の汎用I/Oとして使用しています。
ドライバ制御用I/O仕様
- PCプログラムからの指令で制御部(コンタクタ、リレー)の制御機能
- ライン切断機能
- アナログスイッチング機能
- アナログ・デジタル値の測定機能
- エンコーダ信号入力機能
- インターフェース電圧の切り替え機能
当I/O基板を正式にプリント基板で製造し、自社製IF基板として開発しました。
詳細はこちら「ドライバ検査用I/O基板の自社開発」
自社開発検査ソフトウェア
I/Oへの指令、ドライバのパラメータ変更、マルチメータとの通信等を行うPCプログラムをVB.netにより開発しました。取得したデータはしきい値判定され、サーバ内のデータベースに格納されます。
【改修予定】過去データKPIを参照し、製品のデータの不良傾向及び、装置の劣化等を予防